大学中退の社長&人事コンサルタントによる中退者向けセミナー開催報告

該当プレスリリース
大学中退の社長&人事コンサルタントによる中退者向けセミナー開催のお知らせ
https://www.jaic-g.com/news/pressrelease/news-898/

開催日     :2020年8月6日(木)
開催時間    :18時00分-19時30分
実施会場    :オンライン上で実施

■セミナー開催の背景

文部科学省の「学校基本調査」によると2018年度の大学・短大の進学率は過去最高の57.9%となりました。

一方で、大学に入学したものの「学業不振」「家庭の経済的事情」といった理由で大学を中退する学生が年間約8万人いることが、同省2014年調査「学生の中途退学や休学等の状況について」より明らかとなり、大学中退が社会問題として捉えられるようになっています。

そのような背景を踏まえ、様々な理由で大学を中退した方を対象に、中退後のキャリア形成について学ぶオンラインセミナーを開催しました。

「中退すると就職が難しくなる」という声も聞かれますが、そのような中でも、大学中退後に就職し、現在は企業の経営者として活躍されている方もいます。

そこで今回、そうした方の声を聴くことで、大学中退者に勇気を与えられたらという想いから、本セミナーの開催を決定しました。

大学中退経験者でもある

株式会社クランプ 代表取締役社長の はだ たかし氏
https://twitter.com/hadatakajapan

Remember代表の小西祐介氏
https://twitter.com/Re_konishi

をお招きし、

当社の大学中退者専門就職支援サービス「セカンドカレッジ®」責任者 小久保友寛
https://change.jaic-college.jp/interview/kokubo/

と共に、大学を中退してから、

現在に至るまでのキャリアを語っていただきました!


(開催前日の打ち合わせの様子)

当日は、事前に寄せられた質問に答える形式でパネルディスカッションを行いました。また、パネルディスカッション終了後、オンライン上で3グループに分けて、様々な相談をできる場を設けました。

なんと、このセミナーのきっかけは、Twitterでのやりとりを通じ、中退をバネに活躍できる勇気を与えたいという想いが一致し、開催されています!

 ■セミナーで取り上げられたトピックと発言の概要
 ■①中退して良かったこと・後悔したこと

ポジティブ面
・大学中退したことについて、周囲の人間を見返すために、社会人として成功するエネルギーになった。

・明確にやりたいことがある場合、中退し、その分の4年間で出来ることがある。

ネガティブ面
・就職・転職で、中退という学歴が足枷となる。

 ■②中退してから、どう社会で成長していくか

・二十代前半は、中退していると応募要件や書類選考で苦労する場合が多いが、二十代後半から三十代に関してはあまり中退者だからどう、というような部分はなくなってくる。働いてから、何をしてきたかが重視される。

・社会人経験がなければ、採用側は必然的に学歴などを見てしまう。そのため、大手企業に入るのは難しいかもしれないが、入社してから結果を出し、キャリアを積んでいけばそれでよい。

・学歴を重視する会社ばかりではないので、20代のうちは入社した企業で実践経験を積むことがとにかく大切。入社後は学歴ではなく、結果が重要。

 ■③キャリアをスタートしようとする中退者へのアドバイス

・人手不足で、どんどん主体性を発揮して働いてくれる人を探している企業を見つける。

 ・学歴で不利になっている以上、入った企業で結果を出していくしかない。

・目の前のチャンスをどんどん掴んでいくという気概を持つ。

・スピード感が重要。始めるならば、若ければ若いほどよい。

・30歳までに達成したいことを定め、20代を駆け抜ける。

  ■④(中退しても、)会社で活躍していくには? 

・中退は、学生時代の最終的な結果であって、社会に出て活躍するかしないかは別物。中退を受け止め、切り替えて行動する。

・一般的に、20代前半で活躍する人は、誰よりも圧倒的に量をこなす。これは学歴などは関係ない。

・会社に入ってからは、高卒者でも大卒者でも中退者でも、できる仕事はほとんど変わらない。ごくごくシンプルなタスクをしっかりこなしていく。

・分からないことは聞いて、素直に吸収する。

・何か問題が起きた時に、他責にせず、自責で物事を考える。

・自分で気づいて、考えて、行動できる主体性を持つ。

  ■⑤中退した事実と、どう向き合うか。実際にどう向き合ったか

 ・当初は劣等感を抱くこともあったが、会社に入り、実績を積んでいくうちに全く気にならなくなった。

・社会に出て、新しい自分を作っていった。

・中退は学歴社会や年功序列企業では不利になると判断し、成果主義の会社に入って結果を残そうとした。

・親との関係は最初はぎくしゃくしたが、ちゃんと働き始めてからは、関係性が元に戻った。

・転職していくことも視野に、社会の中での自分の価値をあげるために様々な本を読み、勉強をした。

・社会人になってから、どう振る舞うかが重要。今でさえ、70歳まで働く時代。

 ・マジョリティーに流されず、モチベーションを保ち、自分を磨いていけばよい。


(当日のイメージ図)

  ■参加者から登壇者への質問と回答

・お薦めの本は?

⇒『7つの習慣®』。自分の意識や行動を変えるメソッドが詰まっている。

・起業するためにどんな準備したらいいか?

⇒なにか1つはない。準備することめちゃくちゃある。まずはググってみよう。

 今の時代は、ツイッターなどのSNSを通して人脈を拡げていくことが大事。

  ■参加者の声

・僕にとってめちゃくちゃありがたいセミナーでした!機会を用意して下さってめちゃくちゃ感謝しています!!

・明日の面接に向けて勇気をもらった。早く中退を関係ないという状態にもっていきます。

・これからの人生の勇気になりました。このような機会をいただけたことに心から感謝をしております。

・いくつかの仕事を経験したりするなど常に様々なことに挑戦され続けているのだと感じた

・中退を理由にギクシャクした関係となっていた両親も仕事を頑張っている姿を見せることでその関係を取り戻すことができたということ

・二十代後半からの企業の選び方、成長企業のほうがいいというお話。自分の中の軸強化につながりました。

・実績が自分の身を守ってくれるということ。特に30代からが仕事の実績でみられるので大切だということ。

・企業が求めるもの、自分が求めるものを知っておく事。具体的には、企業は一生懸命頑張る所、仕事をこなしていく力を求めるが、自分は何を求めるか、例えば成長できること、早く活躍するとこを求めるなら、今成長中の会社を選んだほうが良い。なぜなら、成長中の会社は猫の手も借りたいから。何も考えないままはダメと仰っていた事が胸に響きました。

・中退者でも社長になる人たちって大体最初から起業したいから大学辞めたとか何かすごい尖った目標があって中退されてるのかと思っていたのですが、お二人ともそうではないと知って自分にも全然まだまだチャンスがあると感じました。

■まとめ

中退は事実。しかし、その後どう行動するかが全てということが伝わるセミナーでした。

とくに、④の会社で活躍する人というのは、年齢/性別/学歴/職歴/役職、関係なく、普遍的な出来るビジネスマンの特徴ではないでしょうか。

■大学中退者の就職・採用支援サービス『セカンドカレッジ®』

『セカンドカレッジ®』は、当社サービスである既卒・第二新卒の人材を研修してから企業へ紹介をする『就職カレッジ®』から派生したサービスです。 無料の研修を通じて、受講者は社会人としての基礎力を身に着けながら就活対策することができます。社会人としての考え方、ビジネスマナー、正しい履歴書の書き方や面接のロールプレイングを、実際に体験しながら学ぶことで、面接や就職後に実践できるようなカリキュラムを無料で提供しています。さらに、大学中退者専門の講座ですので「大学中退に対しての振り返りと、その上で社会で活躍する覚悟」を醸成し、前向きな姿勢で社会に出ていくサポートをしています。受講者は研修履修後に書類選考なしで企業と会える面接会に参加することができます。
https://www.jaic-college.jp/second/

【社員インタビュー】『セカンドカレッジ®』責任者 小久保友寛

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