【社員インタビュー】『セカンドカレッジ®』責任者 小久保友寛

社員インタビュー第一弾!

今回は、中退者専門の就職支援『セカンドカレッジ®』責任者の小久保(こくぼ)に

インタビューしました。

小久保は、担当した方達が卒業して就職した後も、「小久保さんに会いたいです!」「相談にのってください!」という連絡がしょっちゅうきている程、セカンドカレッジ生たちから慕われています。

そんな小久保の就活生や採用企業への想い、そして中退者支援をしてきた中でみえてきた中退者の傾向や接し方など、気になることをQ&A形式で聞かせてもらいました。

Q. ジェイックに入ってから、これまでどのような仕事に携わってきたか

2014年夏に中途入社し、人材のカウンセリングをする就職アドバイザー職、採用したいという企業を担当する営業職、就活講座の講師職を経験。基本的にはこの3職種を分担して、一人の就職支援をそれぞれサポートしていきますが、私は全ての職種を経験しているので、分担せずに、自分がカウンセリングした方の就活講座に登壇し、そのまま自分の担当企業へ入社に繋げたこともありました。

2017年夏、約1年のトライアル・事業化交渉を経て中退者向け就職支援サービス『セカンドカレッジ®』を、2019年夏には30代向け就職支援サービス『30代カレッジ®』を立ち上げ、現在は東京と大阪の2拠点体制となった『セカンドカレッジ®』の責任者を務めつつ、講師として様々な研修にも登壇しています。

また、中退者の就職支援だけではなく、中退の予防を目的に全国の大学および大学生から相談を受けたり、今年は中退経験者の社長と共同で、中退者向けセミナーなども実施しました。

参考
大学中退の社長&人事コンサルタントによる中退者向けセミナー開催のお知らせ
https://www.jaic-g.com/news/pressrelease/news-898/

Q. ジェイックに入社した経緯

このままで人生を終わらせたくないと思ったのがきっかけです。

2社目をリストラになった時、母が末期がんで、妻も妊娠後長期入院になるということが続きました。1歳半の娘もいたので実家に戻り、「実家から近い、定時で帰れる」この2軸だけ3社目を選びました。

3社目では食品系の会社で企画の仕事をしていて、毎日8時30に分に家を出て18時15分には家に帰ってくるその繰り返しでしたが当時はそのサイクルがとても助かっていました。

家庭の事情が落ちいた時、「このままただ繰り返される日々を過ごして自分は終わっていくのか」と考えるようになりました。

1度勇気を振り絞ってエージェントに登録した際に、面談もしてもらえず電話越しで説教されて終わるということもありました。笑

悶々とした日々を5年程過ごし、30を過ぎラストチャンスだと思い転職活動を始めました。

あるエージェントの方と面談をした時に、自分の経歴や今の気持ちを包み隠さず全て話しました。そのエージェントの方が、全てを受け入れてくれて

「どうしても小久保さんに紹介をしたい会社がある。俺が前いた会社なんだけど。」

それがジェイックに入ったきっかけです。

後で知ったのですが、この方はジェイックから独立して自分で人材紹介を起こした方でした。

ちなみに私は、倒産・リストラになっているのも人材系の会社なのでもう人材系は頭になかったです。むしろ嫌でしたね。笑

そのエージェントの方を心から信頼をしていたのでとりあえず受けてみようから始まりました。

面接を受けていく中で絶対にこの会社入りたいに変わりました。ここまで本気で人のことを考えてくれている会社はないと思ったのと、

紹介をしてくれたエージェントの方のように、ジェイックという会社でその人の人生を変えるきっかけを作れる人になりたいと思いました。

もしあの時、「人材系で嫌だから」と突っぱねていたらと考えると。怖いですね。

なので私はセカンドカレッジ生に、「自分で自分の可能性を決めつけないこと。条件やイメージで決めないこと。面接で会うこと」

こちらは常にメッセージとして伝えています。

Q. ジェイックでやりがいを感じること

“一生懸命で全力な方たち”と毎日関わらせてもらえることです。

『就職カレッジ®』もそうですが、特に『セカンドカレッジ®』だと、中退をしてしまって

「もう後がない」「なんとか現状を打破したい」「自分を変えたい」「自信をつけたい」

など様々な理由で、熱意とやる気を持った方が参加されます。

そのような彼らの行動を目の当たりにし、私たちの仕事の重要性を再認識し、自分自身の人生への向き合い方を考えさせられます。

このような彼らの頑張りが刺激になり、「自分が成長を止めてしまったら彼らの成長も止まってしまう」と考え、常に奮い立たせてもらっています。

目の前で頑張る彼らが内省し、自分に打ち克ち就職が決まっていく。そして活躍しているという声を、紹介した企業様から聞くことが、何よりもやりがいに感じるところです。

Q. 『セカンドカレッジ®』が設立された経緯

講師として多くの20代の方の前に登壇する中で、中退経験がある方は、その経験があるからこそより主体的に頑張り、結果として就職も決定していくといったことがデータ上でも明らかになってきました。

年間約8万人いるとされる中退者に特化した研修をアレンジすれば、もっと社会で活躍できる方を増やせるのではないか。多くの中退者のセカンドチャンスに貢献できるのではないか。

というところからスタートをしました。

Q. 『セカンドカレッジ®』にかける想い

私自身、倒産、リストラと26歳の時点ですでに3社を経験をして、周りの友人が結果を出していく中、全くキャリアを積むことができなかったため、このまま人生つまらなく終わってしまうのかと思っていました。

30歳を過ぎ、ラストチャンスと思ってジェイックに入社し、初めて本気で「仕事が楽しい」と思えました。

現在、中退者と接する中で「人生終わったと思った」「どうせこのままずっとバイト」「スーツ着た仕事はできないと思った」「死んだほうがましかと・・・」などの声を面談時や研修中に聞くことがあります。

でも私は「過去は関係ない」と思っています。

自分自身の経験からも言えることですが、1度失敗や思い通りにいかないことがあっても、

「チャンス」と「自分の力を発揮できる状況(自己理解・自己成長・自分に合った環境)」を掴むことで、誰もが仕事を通して人生を楽しむきっかけを作ることができると思うんです。

中退者の皆さんにセカンドチャンスを作る場が『セカンドカレッジ®』だ、という強い使命を持っています。

Q. 『(通常の)就職カレッジ®』と、『セカンドカレッジ®』の違い

『就職カレッジ®』は年齢も経歴、学歴も様々な方が集まっていますが、『セカンドカレッジ®』は「中退者」に特化をしているので、同じ境遇の参加者に共感できたり、励まし合いながら成長できる場です。

中退理由を振り返り、その経験をバネに頑張るなど、今後社会人として人生にどう活かしていくか、ブリッジングできることが『セカンドカレッジ®』の特徴です。

Q. 印象に残っているエピソード

講義後、「何となく周りに流されて大学に進学してしまった」「学費を無駄にしてしまい、親に申し訳ない」「中退したことを友人に馬鹿にされ悔しい」「無意味と分かっていても、中退したことを後悔してしまう」など、本音で自分の中退理由や現在の想いを語り合って、自身の体験を共有し、絆を深めあう姿を見た時には、同じ境遇の方が集まる中退者専門の就職支援サービスを立ち上げた社会的意義も強く感じました。

単に就職を支援するだけの場ではなく、『セカンドカレッジ®』は自分のあまり触れられたくない過去を共有できる仲間を作ることができる場にもなっています。研修を終えた後、企業との面接に進んでいくのですが、自発的に講義開始前に皆で集まり、面接練習をする姿は多くの期で見られます。

実際、内定をすぐに取れるカレッジ生もいれば、なかなか内定が取れないカレッジ生もいます。そのような時、既に内定を取ることができたカレッジ生が、Giveの精神で同期に企業研究や面接練習のサポートをしたりしている姿は、特に印象に残っています。

また、『セカンドカレッジ®』を通じて企業に入社し、そこで関係が終わってしまうわけではありません。入社後も、定期的に連絡をくれます。

仕事の相談にとどまらず、「最年少で出世しました」「カレッジ生の先輩がいて、スムーズに仕事を進められています」「結婚しました」といった嬉しい報告も多く、私自身が今の仕事をし、彼らと関わっていてよかったと心から感じ、いつも元気をもらっています。

Q. 中退者の傾向、その中での指導ポイント

『セカンドカレッジ®』に参加している方でいうと、どうにもならない金銭的な事情などを除けば、

・学校生活が思っていたものと違った。

・学校が好きではなかった。授業よりもバイトやサークル等に熱中してしまった。

・授業についていけず単位不足で留年し、そのまま中退した。

という中退理由の傾向が多いです。

『セカンドカレッジ®』で伝えていることは、未来を見据えて「目的・目標」を立てる大切さです。

自分のやりたい、やりたくないではなく、まず目の前のことを一生懸命やりきる。

「やりきる」ことを研修の中でも伝え、それを体感するプログラムになっています。

「大学入学がゴール」で退学に繋がっている人も多く、キーワードとして「自責で捉える」「目的・目標」「計画性」「やりきる」ことを「しっている」ではなく「している」に変えていくことが指導のポイントだと感じます。

Q. 『セカンドカレッジ®』への参加を検討している中退者へのメッセージ

これまで数百人以上の中退者を支援してきた私は、学歴に関係なく、今、誰よりも活躍している中退者が大勢いることを知っています。

「1人でも多くの中退者に、そのチャンスの場を作りたい。」

このチャンスの場を活かして、社会人生活への1歩を踏み出してほしいと強く思っています。

不安があっても大丈夫です。一寸先は闇ではなく光です。

今、1歩前へ踏み出しましょう。

私たちが応援します!

『セカンドカレッジ®』のサービス詳細
https://www.jaic-college.jp/second/

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