2020年6月に、オンラインで実施したジェイック社内交流会の様子をお伝えします!
今回は、産休・育休から復帰したママさん社員の交流会です。
・産休・育休を取る前はどんな不安があった?
・お腹が大きくなっていく中、社内でどんなサポートが助かった?
・男性の育休に求められるものとは?
といった点をピックアップしてお伝えします!
参加したのは司会進行(リーダーカレッジ営業 古賀)と5名の産休・育休から復帰したジェイックのママさん社員です。
~ママさん社員のご紹介~
・職場復帰から1ヶ月。子どもは9ヶ月(30代・セミナー講師)
・職場復帰から半年。子どもは2歳(30代・就職アドバイザー)
・職場復帰から1年2ヶ月。子どもは2歳(30代・就職アドバイザー)
・職場復帰から2年2ヶ月。子どもは5歳と3歳(30代・入学後フォロー担当)
・職場復帰から3年。子どもは双子の4歳(30代・入学後フォロー担当)
産休を取ることに不安はありましたか?
「産休を取る前は、不安しかなかったのが本音。」
「休むことで、居場所がなくなるんじゃないか?」
「覚えた仕事を忘れてしまうのではないか?」
「職場では優しいことを言ってくれるけど、不安で仕方がなかった。」
妊娠中のサポートで嬉しかったことはありますか?
「上司の配慮で、自宅から近い支店への出社に変更してくださった。本来だったら、1時間以上電車に揺られないといけなかったが、その出社場所 or 勤務先の変更のおかげで、妊娠中も仕事を続けることができた。」
「産休前体調的にキツイ時があった。そういう時にさりげなく、同僚が業務内容を変更してくれたり、そういうことを特別なことではなく、さも当たり前のようにサポートをしてくれたのがありがたかった。」
復帰する前、職場とどんなやりとりがありましたか?
「復帰する前に、万全の体制を整えていると上司から伝えられた。」
「産休中は、(2020年6月現在)コロナでの内定切りや雇い止めという社会的環境があったので、自分が復帰できるのか不安だった。その旨を上司に伝えたら、どの部署でもいいよと言ってくださった。」
実際に、復帰してみてどうでしたか?
「復帰後も、上司の配慮で、自宅から近い支社への出勤に変更してくださった。」
「復帰のタイミングについては、仕事をしっかりしたい欲と子どもをしっかりみたい欲の間で揺れ動く。両方の責任感の狭間だった。しかし、復帰してからは、揺れ動いた分、仕事での成果と家庭での成果を貪欲に追い求めるようになった。」
「復帰後も、上司が何かあったらすぐ休んでくださいと言ってくださり、自分と子どもの体調を完全に優先できる体制を敷いてくれていた。」
「復帰してからは、やるしかない!恩返しをする!という気持ち。」
「自社内の会議ならまだしも、求職者様との面談だと急遽休むことはなかなかできない。なので、必ず自分1人ではなくて、もう1人面談等には必ずついてくれていた。自分がもし休んでも、カバーできるように常に配慮してくれていた。」
Tips『M字カーブ』
「女性の労働力率は、結婚・出産期に低下し、育児が落ち着いた時期に再び上昇するM字カーブ」これは、もはや昔の話です。
総務省統計局『労働力調査』より作成
総務省統計局『労働力調査』によると、平成30年の女性労働力率は、平成20年と比較して高く、30-34歳での労働力率低下も軽微なものとなっています。
この理由の1つとして、男性は外で仕事、女性は家事育児という考えから、性別関係なく仕事も家事も育児もするといった考えに変わってきていることが挙げられます。
とはいえ、職場のサポートがなければ、妊娠中や復帰直後の仕事は困難となります。
産休前・育休後、総合的にみて、職場環境はどうでしたか?
「うわべの言葉だけじゃなくて、本当にフォローをしてくれた」
「自分からも頼れる雰囲気・環境があった。」
「こんなに支えてくれる会社があるんだと、驚いた。」
「上司をはじめ、周囲の優しさに助けられた。」
「他の社員が妊娠して、妊娠しながら働いたり、産休育休をとって復帰するときには自分もそういうフォローをしたいと思う。」
「産休前・復帰後で、ものすごく支えられて、恩返ししたいという気持ちでいっぱい。」
ママ社員にとって、ジェイックはどういう会社ですか?
「大規模企業ならまだしも、200-300人規模の企業ジェイックで、これだけ育休制度や、その周りのバックアップ体制があるのは、信じられないレベル。」
「産休から、支障なく復帰できるということが当たり前という雰囲気の会社。」
「今回のことに限らず、常に周りのことを見て主体的に動ける社員が多い。お腹が大きくなるにつれて、立ち仕事や移動ができなくなってきたときに、戦力になれず、やるせなさを感じそうになったが、デスクでできる仕事を積極的に回してくれて貢献できた。」
男性の育休について、どう思われますか?
「(仕事のように)育休の目的をちゃんと理解し、達成していれば推進していくべき。」
「育児のリアル、どれだけ大変かというのを夫婦で体感できるので、是非取って欲しい。」
「”手伝う”, “言ってくれれば”といった受身ではなくて、主体的に育児に関わって欲しい。」
Tips『男性の育休』
ジェイック社内交流会では、男性も育休を取ることは賛成だが、目的を理解し、主体性を発揮していかなければ、その意義は薄いといった声が聞かれました。
このような数字に表れないリアルな声は、”真の”男性の育休推進を考える上で参考になるのではないでしょうか。
なお、数字の面では、厚生労働省『平成30年度 雇用機会均等基本調査』
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-30r.html)によると、
女性の育児休業取得率が87.9%なのに対し、男性は8.6%にとどまっています。
また、育児休業の取得期間でも女性は10ヶ月~12ヶ月未満が31.3%で最多なのに対し、男性は5日間が36.3%で最多となっています。
育休取得”率”だけでなく、育休取得”日数”も目を向けていく必要があるでしょう。
注:「育児休業者」は、平成28年10月1日~平成29年9月30日に出産した者又は配偶者が出産した者のうち、調査時点 (平成30年10月1日)までに育児休業を開始した者(開始の予定の申出をしている者を含む。)をいう。
以上、オンラインで実施した、産休・育休から復帰したジェイックのママ社員の社員交流会の様子でした!
ジェイックは、厚生労働省の認定する女性活躍推進法に基づくマーク『えるぼし』を取得しており、ワーキングママインタビューも公開していますので、是非ご覧になってください。
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