活躍支援研修 参加企業の声_2

他社の方であっても、同時期に入社した「同期」と定期的に触れ合うことで、本人にとって非常に良い刺激になっていると思います。」

昭和包装工業株式会社

取締役統括部長 柴田様、笠井様(入社人材)

 

業界業種:メーカー(段ボール製造業)

事業内容:ダンボールシート、ケースの製造販売
      梱包資材・梱包機械の販売
      美粧印刷紙器の製造販売

                 従業員数:219名

■笠井様は、入社して1年と少し経ちますが、現在はどんな仕事をされていますか?
笠井様:段ボールをはじめとするパッケージ製品の製造販売会社で営業の仕事をしています。サイズや形など、お客様の要望をお聞きしながらお客様が求めているものを提供するお手伝いをさせていただいています。

ただ、コロナ禍ということもあり、本来であれば2020年4月には担当企業を持つはずでしたが、この状況での担当変更はお客様にも迷惑が掛かってしまう可能性があるので、今は2021年4月から担当を持てるよう、先輩社員の方の営業サポートをしながら勉強させていただいています。

■コロナ禍での働き方や周りとのコミュニケーションで、特に気を付けていることはありますか?
笠井様:先程お伝えした通り、コロナの影響で営業担当を持つ時期を少し遅らせることになり、その関係で色んな上司・先輩の業務に携わることになりました。複数の業務を任せていただいているので、「報連相」のタイミングや方法は今まで以上に工夫するようにしています。

お客様もそうだと思いますが、人によってすぐに報告がほしい方もいれば、自分の考えをまとめた上で報告が欲しい方もいます。例えば、朝一のタイミングで昨日までの進捗状況を報告してほしい上司もいれば、業務報告だけでなく、私の考えや意見も交えて分かりやすく報告して欲しいという方もいたりと、上司や先輩によって本当に様々なんですよね(笑)
色々な方の業務に関わる中で、最近少しずつそれぞれの方に合わせた動き方ができるようになり、その中で、メモの書き方や使い方の工夫など、タスクの見える化にも慣れてきました。

柴田様:コロナ禍で、事務所内の営業部隊を2部屋に分けることになり、笠井は部長直轄の一番厳しい部屋にしたんです(笑)業務量の多い環境の中、仕事以外の雑務から、秘書のような役割まで、様々な業務の経験を積んでもらっています。
もちろんすごく大変だと思いますが、一人前になって、自分の担当を持つ直前のタイミングで、こうした経験を積むことで、気遣いなど社会人としての力がついてきていると感じます。

笠井様:とても勉強になっています(笑)上司や先輩の仕事を観察してじゃないですけど、報連相でいえば、先輩が上司にどう報連相をしているのかを見て聞いて吸収し、学ばせていただいています。部長から直接色々と教えていただける環境にいるので、大変なこともたくさんありますが、とても贅沢な環境だと思っています。


柴田様は、笠井様をはじめ、様々な方を採用し育ててきたと思いますが、採用や教育について工夫されていることはありますか?
柴田様:中途採用の際は前職で何をしていたかも大切なんですけど、何で辞めたのかを聞くようにしています。例えば今の20代の方などは、今までの人間関係の中で怒られ慣れてない人が多いなと感じるんですよね。どうしても年齢的にも教育する側の人間は怒られて当たり前な環境で育ってきている人間が多いので、指導一つとってもこちらが良かれと思って教育しても結果的に逆効果になったりすることもありますし。

なので、本人が今までどういう環境で仕事をしてきたかや、どう感じてきたかを聞くようにはしています。そして、世代や時代に合わせて教育するように心掛けています。特にうちの会社は体育会系な育て方をしている人間もいますので。
笠井の場合は、多少ヤンヤン言われても問題ないタイプだと思っていますが(笑)


笠井様が就職活動時に受講された“就職カレッジ”や、入社してから受講された“活躍支援研修”の気づきの中で、現在も活かせている事を教えて下さい。
笠井様:“就職カレッジ”での自己分析は、就職活動時はもちろん、入社当初や今でもとても役に立っています。自分の長所短所にじっくり向き合って、丁寧に整理していくことで、積極性が足りないなどの弱点に気づくことができたんです。だからこそ、入社した当初から、「指示待ちの姿勢」ではなく、積極的に先輩方に質問したり、主体的に動いたりすることを意識し、行動することができました。

また、“就職カレッジ”や “活躍支援研修”で、様々なバックグラウンドを持つ同期と一緒に切磋琢磨しながら講義を受けられたのは、とても良い刺激になっています。

私は元々正社員経験がありませんでしたが、ジェイックさんの研修に来ている仲間は、社会人経験を経て参加してる方も結構いたんです。その方たちの話を聞いて、自分の思い描く社会のイメージと、現実の経験談のすり合わせができたのはありがたかったです。

“活躍支援研修”は4回ある全ての研修に参加させていただいたんですが、毎回受講後に上司に受講報告をするんですが、研修で学んだことや感じたことを分かりやすく伝えるのって結構難しいんですよね。インプットしたものをアウトプットする練習じゃないですけど、上司への報連相の仕方は、営業として自分の言葉でお客様へ分かりやすく伝えるための練習にもなります。


活躍支援研修をご活用いただき、良かったことは何ですか?
柴田様:一番は笠井も言う通り、他社の同期入社の方々と、定期的に研修を受講できることですね。自社だけではできない事ですし、他社の方であっても、同時期に入社した「同期」と定期的に触れ合うことで、良くも悪くも、自分の立ち位置がどこにあるのか見極める場になり、本人にとって非常に良い刺激になっていると思います。

短時間でもそういう接点ができて、いろんなお話ができるっていうことが、仕事を覚えてもらうよりもそういう部分が一番本人にとっていいことではないのかなと傍から見てると感じますね。そこが一番ですかね。